唾液はどれくらい出るの?

健康な成人では、1日に約1~1.5リットルもの唾液が分泌されます。また、様々な要因で減少することがあります。

分泌量が減る主な原因

・加齢 唾液機能の低下 ・疾患 シェーグレン病、糖尿病など ・薬の副作用 ・口呼吸

唾液の詳細

成分 99%以上が水分、残りの1%未満に酵素やミネラルが含まれる

pH値 6.7~7.4 中性付近

唾液はどうやってできるの?

唾液は、唾液腺という器官で血液を材料に作られます。唾液腺には、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大唾液腺と小唾液腺があります。

耳下腺からは主にサラサラ唾液が舌下腺からは主にネバネバ唾液が分泌されます。顎下腺からは、サラサラとネバネバ唾液が分泌されます。

サラサラ唾液・・・リラックスしているときに出る唾液です。水分が多く、食物を飲み込みやすくしたり、口腔内を洗い流し虫歯リスクを下げるのに適しています。

ネバネバ唾液・・・緊張やストレスを感じているときに出る唾液です。細菌が体内に侵入するのを防ぐために粘り気をもっています。

唾液について

私たちの口の中の唾液は、そのほとんどが水分ですが、実は消化の促進、口腔内の清掃、

粘膜保護、歯の再石灰化(初期虫歯の修復)など数多くの役割があります。今後のブログで

唾液の働きや減少時のリスク、ケア方法などを解説していきます。

糖尿病と虫歯の関係

糖尿病になると心血管系疾患や腎症とともに歯周病も重篤化しやすいことは

以前よりわかっていましたが、虫歯との関係については十分解明されていませんでした。

最近の大阪大学の研究によると、糖尿病患者の血液中から唾液に漏れ出した糖が

虫歯菌(S.mutans)の増殖を促進して虫歯リスクを増大させると発表しました。

当院では、虫歯や歯周病予防のために口腔衛生指導や生活習慣指導(食事指導など)を行い

一生自分の歯で過ごしてもらいたい理念をもって診療をしております。

口腔がん

口腔がんは全がんの2%(13位)にあたる希少がんであるが、死亡率40%(10位)と高い。国立がん研究センターによると、口腔・咽頭がんの罹患者数は増え続け、40年前の約3倍に達するといわれています。

欧米の先進国では口腔がんの死亡者数は微増もしくは減少傾向にあるが、日本だけが顕著な右肩上がりの増加を示します。この要因として発見の遅さが挙げられています。他の臓器と比べて視診や触診が容易であるにもかかわらず、進行期であるステージ3、4で発見される症例が過半数を占めることが日本の特徴とされています。

国民の口腔がんに対する認知度の低さや、早期には痛みなどの症状がないことが遠因ですが、症状がなくても歯科を定期受診する国民の割合が2割程度と少ないことの弊害が現れています。

当院では、定期健診することにより疑わしい症例は早急に香川大学歯科口腔外科など専門科に紹介しています。